好きななろう小説を10個あげると人柄がバレる
Overview
元ネタはTwitterのハッシュタグ#好きななろう小説を10個あげると人柄がバレる です。Togetterにまとめも上がってます。 https://togetter.com/li/1440094
色々悩みつつ、小説家になろう掲載の好きな作品を軽いコメント付きで10作品列挙。好きな作品の列挙なので、更新が停止していて作品の完結する目処がない、いわゆるエタった(永遠のエターナルからもじっている)作品も気にせず列挙。
この10作品からどんな人柄になるのか気になりますね。ついでにこの傾向から誰かにおすすめ作品を紹介してほしい…!
列挙した作品を改めて眺めてみると作品傾向としては、地の文がしっかりしている。スキルやステータス制、冒険者ギルドの類が無い。記号的な世界観やストーリーが無い。VRMMOやスローライフは皆無。物語の舞台が国単位など大きいものが多い。あたりでしょうか。
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ジンニスタン 砂漠と海の物語
中東、アテナイの頃の文明や文化を舞台としたファンタジー作品。緻密な情景描写で世界観を堪能することが出来る。ストーリーは強国に人質として派遣された団員の主人公が、次第に陰謀に巻き込まれ運命に翻弄されながら立ち向かい、傍若無人だった強国の姫と逃避行したりする。
鬼人幻燈抄
約2世紀という長期間を生きる主人公。その生のなかで両手で掴み取れたものもあれば、指の隙間から零れ落ちてしまったものも数多くあり、無情さがある。重厚でシリアスな展開を丁寧な情景や心理描写で心に響かせながら読める。なろう小説らしさが最も存在しない小説。
転生貴族は大志をいだく! 「いいご身分だな、俺にくれよ」
男主人公が乙女ゲーの世界に転生し、不憫なとあるヒロインを救うために画策する。戦闘は皆無で商人や貴族を知略で相手取り、来るXデーに向けて備えていく。プロットがしっかりしており、行為ではなくエピソード自体が伏線になっている。後々のエピソードで、あのエピソードの影響で…というのが非常に多く、2度、3度読んでも視点が変わって楽しめる。
破壊の御子
人間以外の亜人が被虐された世界で、異世界転移した主人公は滅ぼされる直前の種族に力を貸すことになり、誰もが平等な世界を築こうと目指す。しかし当然それは戦乱の道であり、人を傷つける事が出来ない恩寵を持つにも関わらず、戦乱に身を投じる事になる。顔を向き合わせて居ない敵の名将と、相手の先を2手3手読み合い、互いに相手を出し抜こうと策を巡らせる様は手に汗握る。有能な敵将との対決は滾る。
ラピスの心臓
人体に備わった石で能力と貴賤が決定する世界で、持たざるものとして生まれた主人公が特殊な格闘術を用いて、有能な人間や人類では立ち向かう事が難しい怪物などを相手取り、立身出世してゆく。俺TUEE系なのだが戦闘は必要な場面のみに絞ってあり、主人公の気質もあって鼻に付かない。怪物も独特な習性や容貌を持ち独創的。対象年齢は少年から青年まで、幅広くお勧め出来る万能作品。
亡びの国の征服者~魔王は世界を征服するようです~
あらすじに「普通より少し頭がよく、決断力のある主人公が、自分の居場所を作っていく物語。」とある。人を乗せて飛ぶ希少な鳥がいる世界に異世界転生した主人公は知識や商才を利用して地固してゆく。しかしいつの間にか騒乱に巻き込まれ主題回収することになる。途中から非常にシリアス。このままエタると目覚めが悪いので完結してほしい・・・!
俺は星間国家の悪徳領主!
エンタメ小説。シリアスや小難しい展開は無く、跡取り作れデモを筆頭とした突拍子もない設定や展開でスルスル読める。まさに娯楽小説。作者の才能の方向性と作風がようやく一致した作品。
Unnamed Memory
ファンタジー風恋愛小説。男女両用。スロースターターな作品。20話前後からようやくこの作品の魅力であるメインストーリーが動き出す。恋愛を表現するにはこれ以上にないプロットといっても過言でないので、読む気力が無いならネタバレだけでも読んでほしい。正直、日常の掛け合いが面白くないなどマイナス要素はあるのだが、それを覆すだけの魅力がある。10年近く前の作品だけど書籍化時期の関係で、「このライトノベルがすごい2020単行本1位」になっている。
理想のヒモ生活
異世界転移した主人公が王配となる。女王は自身の政治的影響力を侵されたくない思惑があり、主人公もその意図を汲み慎ましく暮らしてゆく。ゆえにヒモ生活。しかし互いの意思を尊重しつつも、事態が動き初志を損なわないようにしながら主人公は国に関与してゆく。主人公の戦闘は皆無で、内政や交渉などを初志のまま切り抜けてゆくさまが魅力。
リビルドワールド
科学文明崩壊後の世界でスラム街住民の無力な主人公が、ひょんなことから先文明の遺物(自身にしか見えない美少女)を利用することが可能となり、成り上がっていく。ロボティカルな敵を銃でドンパチしながら倒し、戦闘数が多いにも関わらず戦闘のシチュエーションや方法のバリエーションが豊富なおかげで飽きにくい。